labnotes_bearing(滚柱轴承的基础知识)
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『転がり軸受の基礎知識』
1.転がり軸受とは
軸受には転がり軸受とすべり軸受があり、軸受の選定は一般的には、先ず簡便で保守の手がかからない転がり軸受の使用を検討し、それがだめな場合にすべり軸受の使用を考えることが多い。転がり軸受とすべり軸受の特徴を比較したものを[Table1]に示す。
転がり軸受は外輪と内輪の間に転動体として玉、あるいはころを用い転がり摩擦で作動する軸受のことで、受けることのできる荷重の種類によりラジアル軸受とスラスト軸受に大別される。
ラジアル軸受は主としてラジアル荷重を受けるが、ほとんどが同時にスラスト荷重も受けることができる。しかし、スラスト軸受は一般にスラスト荷重しか受けることができない。
転がり軸受は高速回転に強い半面、過大荷重や衝撃荷重には弱いので、設計の配慮が必要である。
2.転がり軸受の種類と選定
転がり軸受の選定に当たり、考慮すべき基本事項は次の2点である。 1) 技術的に軸受をどう上手に使うか。 2) 経済的に軸受をどう使いこなすか。
この2つの観点から一般的に適しているのは転がり玉軸受けである。 なかでも深溝玉軸受けがよく、
参考として深溝玉軸受けと他の転がり軸受の負荷能力の比較を[Table2]に示す。
3.転がり軸受の特性 特徴
1)深溝玉軸受 (特性 特徴)
転がり軸受の中で最も多く使用される軸受である。軌道輪の溝は溝を転動する玉の半径よりわずかに大きい半径の円弧になっており、玉と軌道輪は点で接触する。深溝玉軸受はラジアル荷重、アキシャル荷重及びこれらの合成荷重を受けることができる。
構造が簡単であるため、容易に精度の高いものが得られ、高速回転にも適している。
軸受外径が9mm以上で軸受内径が10mm未満を小径玉軸受け、軸受外径が9mm未満のものをミニチュア玉軸受けと呼んでいる。 玉の間隔を一定に保つための保持器は、
鋼板をプレス成形したものを標準としている。高速回転で使用する場合または寸法が大きくてプレス成形が困難なものでは、削り加工をしたもみ抜き保持器を使用している。 Fig.1 深溝玉軸受
2)マグネト玉軸受 (特性 特徴)
小型発電機用として開発された軸受である。内径3mmから20mmまで1mmとびに揃えてあり、軸寸法に制限がある場合に便利である。内輪と外輪及び玉つき保持器に分離できるので取り付け、取り外しが容易であるが、外輪は片側に肩が無く、内輪、外輪の溝もあまり深くないので大きなアキシャル荷重は受けられない。
軸方向の位置決めには2個相対して使用しなければならない。保持器は黄銅板を打ち抜いてプレス成形した、一体型の玉付き保持器である。