labnotes_bearing(滚柱轴承的基础知识)
3) 剛性
転がり軸受の剛性は基本静定格荷重C0と関係する。基本静定格荷重C0は荷重を受けている軸受の転動体と内外輪の接触部で生じる総永久変形量が転動体直径の1万分の1になる荷重を言う。これは一般的に円滑、静粛な回転をするために許し得る最大の荷重であると経験的にいわれている。
軸受の剛性を考える場合、荷重が加えられた時、永久変形の何倍もの弾性変形が生じていることを忘れてはならない。
転がり軸受けには転動体通過振動、レース音、保持器音、ゴミ傷音などがあり、振動 騒音はすべり軸受に比べてかなり大きい。工作機械、精密機械、情報機器などは振動の少ないことが要求され、自動車や電動機は騒音の小さいことが求められる。 振動 騒音は音圧レベルでは判断できない。必ず使用環境下で判断することが必要である。例えば、オーディオ機器に転がり軸受は不向きである。また、デンタルドリルは昔はミニチュア玉軸受が使用されていたが、現在は静圧空気軸受を使用するものが多くなり、音による心理的恐怖感を減らすのに一役買っている。
【参考文献】
1) NACHI 総合カタログ 2) IKO カタログ 3) メイテック設計ノウハウデータベース委員会、デザインAtoZ、日経メカニ
カル(1988年10月17日号)
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