labnotes_bearing(滚柱轴承的基础知识)
ュラコンタクト形があり両方向のアキシャル荷重またはラジアル荷重、あるいはアキシャル荷重とラジアル荷重の合成荷重を受けることができる。 四列円すいころ軸受は幅を大きくしてラジアル負荷能力を大きくした軸受で、圧延機のロールネックなどの重荷重、衝撃荷重がかかる場所に使用される。 複列、四列円すいころ軸受は隙間調整のため軸受に組番号と組合わせ記号を表示してあり、この番号と記号に基づいて組み立てなければならない。 保持器は寸法の小さいものには鋼板の打ち抜き形を、大きいものには高力黄銅あるいは軟鋼のもみ抜き形を採用している。なお、重荷重用としてピンタイプ保持器を採用した特殊なものもある。 8)自動調心ころ軸受 (特性 特徴)
外輪の軌道は軸受中心と一致する点を中心とした球面に設計され、ころは樽型で、保持器と共に内輪に取り付けられている。 内径をテーパにした軸受は、アダプタや取り外しスリーブを使用することにより、取り付け、取り外しが容易にでき、プランマブロックの併用で、きわめて簡単に軸受装置を作ることができる。また、スリーブの圧入によりある程度の隙間調整が可能である。 この軸受はラジアル負荷能力が大きく、重荷重や衝撃荷重にも耐えられ、しかもある程度の両方向のアキシャル荷重も受けられるうえ自動調心性のあることから、軸たわみや取り付け誤差が避けられない大型の機械設備に適している。製紙機械、圧延機、鉄道車両や一般産業機械等に広く使用されている。
寸法の小さいものは鋼板の打ち抜き保持器を、大きいものには高力黄銅か軟鋼のもみ抜き保持器を使用している。
9)スラスト玉軸受 (特性 特徴)
軸に取り付ける軌道輪を内輪、軸受箱に取り付ける軌道輪を外輪と呼び、内輪と外輪には玉が転がる円弧状の溝がある。
この軸受は一方向のアキシャル荷重だけを支持できる単式と、両方向のアキシャル荷重を支持できる複式とがある。複式スラスト玉軸受の内輪は、軸に付けた肩とスリーブ、ナットなどで軸方向に固定して使用する。 スラスト玉軸受けはラジアル荷重を受けることができず、潤滑剤が遠心力によって飛び出すので高速回転には適さない。また、水平軸に使用する場合は内輪と外輪の間の隙間によって玉付き保持器が溝から外れることが無いように注意しなければならない。
保持器は鋼板の打ち抜き形または高力黄銅か軟鋼のもみ抜き形で、軌道輪と分離するので取り扱い中に変形させないよう注意しなければならない。
10)スラスト自動調心ころ軸受 (特性 特徴)
外輪の軌道は軸線上に中心を持つ球面になっており、自動調心性をもたせている。接触角αは約45°でアキシャル荷重とある程度のラジアル荷重を受けることができる。 負荷能力が大きく、自動調心性があるので一般に射出成形機、クレーンのフックなど大型機械に使用される。
保持器は高力黄銅のもみ抜き形である。
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Fig.8
自動調心ころ軸受
Fig.9
スラスト軸受